今日もお疲れさまです。
仕事が終わって、ようやく一息つき、スマホで「教員 辛い」と検索していませんか。
忙しさだけじゃなく、理由はうまく言葉にできないけれど、
「なんだかもう、しんどい」
そんな気持ちを抱えながら、毎日過ごしているかもしれません。
でも、それはあなただけではありません。
実際私が教員だったときも、辛くて逃げ出したいと感じた経験があります。
そしてその「辛さ」は、あなたの弱さで完結させていいことではないと思います。
今回の記事では、教員として働く中で「辛い」と感じてしまう理由を、私自身の経験も交えながら整理していきます。
また、「辞めたい」と思うほど追い詰められたとき、すぐに結論を出さなくても考えていい選択肢についてもお伝えします。
読み終える頃には、少しでも肩の力が抜けていれば幸いです。
〈この記事を書いた人〉
ライター りりぃ
- 小学校教員の担任として働いたことがある
- 営業、事務、講師など、さまざまな職業を経験
- 現在はライター・編集者として活動中
教員が「辛い」と感じてしまう理由・背景
教員が「辛い」と感じる原因は、いくつか原因が考えられます。
まずここでは、教員が「辛い」と感じてしまう理由・背景を整理していきます。

自分の考えを整理するのに、肩の力を抜きながら参考にしていただけたら幸いです。
授業以外の業務が多すぎる
教員の仕事は、授業に加え、
授業準備や教材研究、校務分掌、会議、行事対応、書類作成、生徒・保護者対応など、
数えきれないほどの業務を同時に抱えますよね。
その結果、授業や児童・生徒にじっくり向き合いたくても、時間も気力も残っていないという状態になりやすいですよね。
また、こうした業務の多くは成果が見えにくく、特に若手の頃は評価もない。
どれだけ時間をかけても「やって当たり前」と受け取られ、一つでも抜けやミスがあれば指摘される、
こういったことが積み重ると、精神的な消耗につながっていきますよね。。
本当は授業や生徒と向き合うために教員になったのに、気づけば「事務作業に追われる毎日」になっている。
そんなギャップが、「教員の仕事が辛い」「もう疲れた」と感じる大きな原因の一つとなっているかもしれません。
部活動・休日出勤が当たり前になっている
教員が辛くなりやすい理由の一つに、「休日でも仕事から完全に離れられない」という点があるでしょう。
部活動の顧問を任されると、平日の放課後だけでなく、土日や祝日も練習や試合に同行する、
なんてもことが珍しくありませんよね。



さらに、「経験がない競技を担当」「専門外でも結果や安全管理を求められる」だと、辛いですよね。。。
休日が削られる生活が続くと、心と体を回復させる時間が取れなくなり、
「常に疲れている」「何もしたくない」状態になりますよね。。
それでも周囲からは、「教員なら仕方ない」「子どもたちのために」
といった言葉で片づけられやすく、辛さを訴えにくい空気も、だんだん精神的に疲れてきますよね。
保護者・管理職対応による精神的ストレス
保護者や管理職への対応も、負担になりますよね。
私も、些細なことで保護者から厳しい指摘やクレームを受けたり、
理不尽だと感じる要求に応えなければならなかったりすると、
「自分が悪い」と必要以上に自分を責めました。
また、管理職からの指導が一方的だったり、現場の状況を十分に理解してもらえなかったりすると、
相談すること自体をためらってしまう先生も多いでしょう。
人間関係や板挟みの調整に追われることで心がすり減ってしまう。
それで「もう限界かもしれない」と感じてしまいますよね。
「教員はこうあるべき」という高い理想を求められる
先生という職業は、「子どものために全力であるべき」「多少の無理は当たり前」といった、
“教員はこうあるべき”という高い理想を常に求められる仕事だなと思います。
周囲から直接言われなくても、職場の空気や先輩の働き方を見て、
「自分もそうしなければ」と無意識にプレッシャーを感じますよね。
私も体調がきつい日や気持ちが追いつかない日があっても、
「教員なんだから弱音を吐いちゃいけない」「ここで踏ん張れない自分は向いていないのかもしれない」と、
自分を責めていました。
周りの先生が当たり前のように残業し、休日も学校に来ている姿を見るたびに、
「できない自分=ダメな教員」だと思い込んでいたのです。
しかし 教員も一人の人間であり、疲れる日もあれば、感情が追いつかない日があって当然。
高すぎる理想を背負わされている状態は、「辛い」「もう限界」に直結します。
新しい制度への対応がプラスで負荷になっている
教育現場は常に変化しており、新しい課題が次々と投入されていると思います。
ICT教育、英語教育の早期化、プログラミングなど、新しいスキルを習得し続ける必要がありますが、
そのための研修時間は十分に確保されていないことが多いです。
(物理的に、「そんな時間ないよ~」となっている人も多いと思います。。)
本来は教育の質を高めたり、教員の負担を軽減したりする目的のはずですが、
現場では「業務が減る」というより「やることが増える」と感じてしまうこともありますよね。。
慣れないシステムや新しい指導方法に対応するための準備も必要になり、
放課後や休日の時間を使って学ばざるを得ないこともあるかもしれません。
「子どものために必要なことだ」と分かっていても、
時間と体力に余裕がない中で新しいことを求められ続けると、気持ちが追いつかなくなる。
特に着任してすぐの頃は、そんな余裕ないですよね。。
周囲は当たり前のようにこなしているように見えて、「自分だけ対応が遅れているのでは」と不安になる人もいるかもしれません。
新しいことに前向きになれないことで、自分を責めすぎないようにしてほしいなと感じます。
業務の効率化が進んでいない
世の中ではAIやデジタルツールの活用が進み、業務効率化や働き方改革が当たり前になりつつあります。
資料作成は自動化、会議はオンライン化、残業を減らす工夫などがあちこちで実施されています。
しかし教育現場では、いまだに手作業が多いですよね。。
紙の書類、手書きの記録、何度も押印が必要な手続き。。。
など、「なぜこの方法のままなのだろう」と感じる業務が少なくありません。
ICTが導入されていてもシステムが使いづらかったりして、負担軽減につながっていないケースもあります。
その結果、授業準備や子どもと向き合う時間よりも、
事務作業に追われる時間のほうが長くなってしまうこともありますよね。。
「効率化できるはずなのにできない」
「終わらない仕事を自分の努力で何とかするしかない」
そう感じながら、放課後も職員室に残り続ける日々に、しんどさを覚えるのは当然のことです。
本来であれば仕組みで減らせるはずの業務を、個人の頑張りで補わなければならない状況は、教員の責任ではありません。
それでも現場では「時間内に終わらないのは自分の段取りが悪いから」と思い込んでしまい、
さらに自分を追い込んでしまう人も多いのではないでしょうか。(特に新人の頃はそう強く感じますよね。。)
業務の効率化が進んでいないことは、教員個人の能力の問題ではなく、構造的な課題。
今こうした辛さを感じている人は、あまりご自身を責めないでほしいなと願います。
実際、多くの教員が「辛い」「限界」と感じている
文部科学省のデータによると、教育職員(※)の精神疾患による病気休職者数は、7,087⼈もいます。
教育職員(※)の精神疾患による病気休職の要因に関して教育委員会に調査したところ、
- 業務内容(児童・⽣徒に対する指導そのものに関すること)
- 職場の対⼈関係(上司、同僚、部下等)
- 業務内容(校務分掌や調査対応等、事務的な業務に関すること)
が多い結果となっています。
このように、多くの教員が「辛い」と感じている背景がうかがえるため、
必要以上に「自分はもうダメだ」と思ってほしくないなと思います。
出典:文部科学省
「教員辛い…向いていないのかもしれない」と感じたときに知ってほしいこと
「自分は教員に向いていないのかもしれない」
そう感じたとき、「ここまで頑張ってきたのに、人生の選択を間違えたのでは?」と感じていませんか。
しかし知ってほしいことは、
教員に向いていない=人生の失敗という考え方は、大きな誤解だということです。
実際、私自身も教員時代に、先輩から「教員には向いていないかもしれないね」と言われた経験があります。
当時はショックでしたが、今振り返ると、その言葉がきっかけで、
「無理に合わない場所に居続けなくてもいいのかもしれない」「自分がもっと輝ける場所があるのでは!」
と考えられました。
また退職を決めたとき、こんな言葉をかけられたこともあります。
「教員としての経験は、これからの人生で必ず役に立つよ。
人と向き合ってきた時間は、どんな場所に行っても無駄にならない。」
この言葉を聞いて、「ここまでの時間が全部ムダになるわけじゃない」と思えたことで前を向けました。
そして教員を辞めたあと、別の仕事を経験する中で感じたのは、
「この仕事、向いていないかも」と悩む瞬間は、どんな職業でも訪れるということです。
「向いていない」と感じることは努力してきた証拠であり、
真剣に向き合ってきたからこそ出てくる感情でもあります。
今あなたが感じている違和感も、決して間違いではありません。
次のステップに進む、一つのサインになっているかもしれません。
「教員辛い、もう限界…」と思ったらとってほしい行動
「教員が辛い」「向いていないかもしれない」と感じることは、
決して逃げではないと思います。
それはむしろ、「今の環境や働き方が、自分に合っていない」というサインであり、チャンス。
「向いていないのかもしれない」と思えた瞬間は、人生を立て直すための大切な分岐点でもあります。
ここでは、「教員が辛い」と思った時にとってほしい行動について紹介します。
まずは休みを優先する
涙が止まらない、眠れない、ご飯が食べられない、という状態は緊急事態。
可能であれば、専門医の診断を受け、学校から物理的に離れる対策をとってほしいです。
また、そこまでではない状態でも、無理をすると動けなく日が来るかもしれません。
そうならないよう、できるだけ休みを確保する時間を少しでも設けてほしいなと思います。
ちなみに、以下のような本、おすすめです。
出典:amazon
この本では、長年「頑張りすぎてしまう人」に寄り添ってきた鈴木裕介氏が、
「心と体を本当に休ませる方法」を34のヒントとしてやさしく教えてくれます。
✔ 自分の時間より学校の仕事が優先になってしまう
✔ 「先生なんだから」と弱音を飲み込んでしまう
✔ 最後に「ちゃんと休めた」と感じたのはいつか思い出せない
そんな状態に心当たりがあるなら、この一冊はきっとあなたの味方になります。
「休むことは、サボることではなく自分を守るために必要な行動」です。
今のあなたに合った、無理のない回復のしかたをこの本の中で見つけてみてください。
誰かに相談する
職場の同僚に相談しにくい場合は、外部の力を借りてみてください。
教育関係者ではない、全く別の視点を持つ人に話を聞いてもらうのもおすすめです。
特におすすめなのは、教員専用のキャリアスクールのクジラボです。


出典:クジラボ
相談実績3,000名を誇るクジラボは、元教員のメンターが多数在籍しています。
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相談は転職だけでなく、今のキャリアでの悩みを聞いてもらえるのも嬉しいポイント。
以下のリンクより、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
教員以外の選択肢があることを知る
教員が持つスキル「人前で話す」「複雑な情報を伝える」「スケジュールを管理する」「多様な人と調整する」
などは、民間企業でも非常に高く評価されます。
特に新卒ですぐに先生になった人は、就職活動の経験が少なく不安を抱えている人もいるでしょう。
そのためまずは、自己分析と情報収集から始めることをおすすめします。
- 自分に隠された才能、能力が発見できる
- 転職活動に軸ができる
- 職業への適性がわかる
- 自分に合った働き方が見つかる
- 最近の業界ごとの話題がわかる
- 仕事の詳細が掴める
- Openworkなどの口コミを見て、隠された企業のリアルがわかる
転職を希望する人は、上記2つは必ず踏むべき工程だと感じます。



以下の記事も参考になるので、ぜひご一読ください。


実際に転職するかどうかは別として、
「自分の強みが活かせる業界・企業がありそう」「他にも違う働き方・仕事はある!」と知るだけで、
少し視野が広がって楽になります。
また仮に辞めても、一定の条件を満たせば失業手当を受け取れます。
失業手当は退職後、ハローワークに通うことで支給されます。
そのため、「やめたら生活はどうなるのか」という心配に必要以上に恐れる心配はないでしょう。
自分の新しいキャリアをスタートさせるためにも、
まずは多様な選択肢があることを、ぜひ知ってほしいです。
まとめ:教員が辛いと感じるあなたへ伝えたいこと
本記事では、「教員が辛い」と感じている先生に向けて、
「辛い」の裏に隠された背景の整理や、楽になれる方法などをお伝えしてきました。
私が思うに、「辛い」と感じるのは、
ちゃんと先生という仕事に向き合ってきた証拠だと思います。
いますぐに答えは出さなくても、
これからのことを考えて、新しいキャリアについて考えてみてほしいなと思います。



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